編集室ブログ
稲穂の季節に感謝を込めて

久しぶりに地元へ帰省すると、田んぼの稲が穂をつけて、ほんのりと色づきはじめていました。
もうすぐ訪れる黄金色に染まる田園風景を思い描きながら、懐かしさとともに、農家の皆さんへの感謝の気持ちが湧いてきました。
今年の夏、私の地元新潟では6月下旬からまとまった雨が降らず、高温の日が続いた影響で、田んぼの水が不足してしまい、土壌がひび割れたり、稲の葉が変色するなどの被害が発生していました。
山あいの地域に多い「天水田(てんすいでん)」では、自然の雨水や雪解け水を水源としているため、田んぼに十分な水を引き込めない深刻な状況に陥っていたそうです。
また、比較的被害の少なかった平坦部でも、用水路の水不足や高温の影響は避けられず、稲の生育管理に多くの時間と労力がかかってしまったという話を聞きました。
稲の生育に大切な水の状況は毎日欠かさず確認し、不足する場合は近くの川からポンプを使って水を引き込む緊急処置や、栄養不足の稲にはドローンを使って肥料を追加で散布する対応もしていたそうです。
こうして知恵と工夫を凝らし、炎天下の中で汗だくになりながら懸命に田んぼを守る農家の皆さんの姿には、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。
おいしいコメを作ろうと試行錯誤を重ねるその姿勢は、まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。
今年の新米も、もうすぐ収穫の時期を迎えます。
自然の恵みと、それを育む人々のたゆまぬ努力に感謝しながら、ありがたく新米をいただきたいと思います。
(文:S.H)