編集室ブログ
「宇宙の日」に思う 遠くて近い宇宙の話

9月12日は「宇宙の日」です。1992年のこの日、日本人宇宙飛行士・毛利衛さんがスペースシャトル「エンデバー」で宇宙へ飛び立ったことを記念し、宇宙や地球環境への関心を高めることを目的として制定されました。
宇宙と聞くと遠い世界のように感じます。実際、これまで観測されているなかで最も遠い恒星「エアレンデル」は、地球から280億光年と言われており、もう想像もできない距離感です。
そんななか、同じ宇宙空間にある国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400kmと私たちからそう遠くない存在ですが、秒速約7.7kmという驚きの速さで地球を周回しています。そして、この速度は地球の重力に引かれて落下しないよう、遠心力によって釣り合いを保つために必要とされています。
ISSはサッカーコートほどの大きさがあり、太陽光を反射するため、地上からでも日の出前や日没後に、明るく輝く姿が肉眼でも見ることができます。
2025年9月10日は、北海道から沖縄まで広い範囲で見ることができました。
ISSが見える場所と時間帯や方角は、「きぼうを見よう」というサイトで、いつでも調べることができます。
・9月10日(水):19時10分頃、札幌~那覇の辺り
・9月11日(木):18時25分頃、東京~仙台の辺り
・9月12日(金):19時11分頃、札幌の辺り
・9月13日(土):18時25分頃、札幌~秋田の辺り
・9月26日(金):19時11分頃、札幌~秋田の辺り
・9月27日(土):18時22分頃、札幌の辺り
・9月28日(日):19時10分頃、秋田~金沢、仙台~東京~大阪の辺り
※9月9日(火)9時時点の予報
私は、よく東京目黒区にある目黒天空庭園からISSを探しています。
皆さんも夜空を眺めて、一緒に宇宙を身近に感じてみませんか。
(R.K)