空き家は“宝の山”?おもしろ物件から考える住まいの未来

9月23日は「ふ(2)どう(10)さん(3)」の語呂合わせから生まれた「不動産の日」です。
今日は空き家探しが趣味の私から、不動産のちょっと変わった視点を共有したいと思います。

空き家は全国で約900万戸

実は、全国には約900万戸の空き家があり、全住宅の約14%を占めているそうです。
放置された家には、少し寂れたイメージがあるかもしれません。でも、見方を変えると、そこには“眠れる可能性”が詰まっています。

私が見つけた“おもしろ物件”

最近、空き家について調べているなかで、思わず目を引いた物件がいくつかありました。
たとえば、山奥にある元温泉旅館は、廃墟感が漂い映画のロケ地みたいでしたが、現在は地元アーティストが展示スペースにして、SNSでも話題になっています。
また、築100年の古民家をDIYで改装してカフェ兼ゲストハウスに再生した例や、元工場跡地をアトリエとして若いクリエイターたちの集い場にする物件があるそうです。
さらに、ある県では、空き家バンクで「無償譲渡」物件が実在していることを知り、驚きました。修繕や解体費、固定資産税などの負担は必要ですが、それでも“無償”という選択肢があることに、空き家問題の深刻さと地域の工夫を感じます。
空き家バンクのWEBサイトに掲載されている写真を眺めているだけでも、まるで物件探しの旅をしているような気分になり、なかなかおもしろいものです。

空き家は、ただ古い建物ではありません。資材の再利用、地域文化の継承、新たな観光活用など、色々な可能性を秘めた“資源”です。私はこの資源に触れるたびに「ここで何ができるかな?」と想像するのが楽しくて仕方ありません。

今日の不動産の日は、ちょっと視点を変えて、あなたの街の空き家を見てみませんか?
もしかしたら、次の“宝の山”が近くに眠っているかもしれません。

(文:N.N)

自分ごとを、ひとりごと。編集室ブログ

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