写実画のような3次元測量の世界

皆さんは写実画をご存じですか?
写実画とは、目の前の現実をできる限り忠実に描こうとするスタイルの絵画です。その魅力は、「写真のようにそっくり」だけではありません。
光の当たり方や空気の湿度、物の重さや質感といった要素が、画家の観察力と技術によって空間そのものが2次元のキャンバスに再現されるのです。まるで絵の中に入って歩けそうな感覚を覚える、とっても魅力的な世界です。 

ホキ美術館ミュージアムグッズより
ホキ美術館ミュージアムグッズ(写真は美術館提供)

この「空間を捉える力」は、3次元測量にも通じるものがあると感じます。
写実画家が目と手と心を使って空間を再構築するように、測量技術者も、レーザーや写真測量で空間を立体的に記録しているのです。どちらも、現実を「見て」「理解し」「再現する」職人技と言えるでしょう。

冒頭の絵は、写実画ではありません。車両に積んだレーザー計測機で道路周辺の3次元座標を細密に計測した座標点の集まりに現実社会の色をつけたものです。
平面的に見えるこの絵も、実は奥行を持つ3次元の世界なのです。

写実画家は、現実社会を2次元のキャンパスの中に描きます。現実社会を3次元のバーチャル空間に描く測量技術者もまた、画家と言えるのではないでしょうか?

もし写実画に興味をもっていただけたなら、
千葉県にある日本初の写実絵画専門美術館「ホキ美術館」をぜひ訪れてみてください。
まるで写真のような絵画の世界に浸れます。

ホキ美術館外観
ホキ美術館外観(写真は美術館提供)

そして測量技術に心惹かれたあなたは、
空間情報サービスを提供する「株式会社パスコ」のWebサイトを訪れてみてください。航空・衛星測量から自動運転支援まで、社会を支える幅広い技術が紹介されています。

   

(文:K.N)

自分ごとを、ひとりごと。編集室ブログ

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