編集室ブログ
今年の漢字『熊』から見える、人と自然の共生
毎年、京都の清水寺で発表される「今年の漢字」。2025年は「熊」でした。
ニュースなどでは、日本のさまざまな場所で熊が人里に出没し、国民の関心と不安が高まったことが背景にあると紹介されていました。
このニュースを見たとき、私は先日訪れた栃木県にある那須高原の景色を思い出しました。
車道は木々の間を縫うように通り、田畑や牧場のすぐそばには林が残っています。ホテルの高層階からの景色は、一面の美しい紅葉。まるで森を真上から見ているような、不思議な光景でした。
調べてみると、この一帯は森をすべて切り開かず、あえて残したまちづくりがされているそうです。それは、人と自然がほどよい距離感で共存してきた町の歴史を感じさせる、素敵な景色でした。
一方で、“もし、野生の動物がすぐそこまできたら・・・”と不安がよぎったのも事実です。旅行に行ったのは、全国で熊の目撃情報が連日報道されていた時期でした。そのため、那須町が公開している「クマ目撃情報マップ」を事前に確認し、訪問予定地の近くでは熊が現れていないことを知って、少し安心したことを覚えています。
地球の環境は変わり続けています。
その変化に合わせて、自然との距離や付き合い方を柔軟に変えながら、お互いを尊重して共生できる未来。
那須高原で見た紅葉と、今年を象徴する「熊」の文字を思い出しながら、そんな未来が訪れたら素敵だな、と考えました。
(文:S.O)




