冬の京都で想う、文化財を未来に残すためにできること

先日、電動シェアサイクルを借りて京都市内を巡りました。自転車で走ると、古い町並みや空気感がより身近に感じられるのでオススメです。金閣寺にも立ち寄り、晴れた冬空のもとで佇(たたず)む黄金の楼閣が水面に映る光景に、心が洗われるようでした。 

今日、126日は文化財防火デーです。大切な文化財を火災から守ることを考える日として1955年に定められ、例年、全国の文化財で消防訓練や防火啓発活動が実施されています。そのきっかけとなったのが、1949年に奈良県の法隆寺金堂で起きた火災です。世界最古級の木造建築と、千年以上も守られてきた壁画が焼失しました。

この痛ましい経験から、19505月に「文化財保護法」が制定され、文化財は“国全体で守るべき財産”と位置づけられる大きな転換期となりました。また、同19507月には、金閣寺も火災で消失してしまうという歴史もあります。このように、私たちはたびたび文化財の脆さを思い知らされてきました。

制度が整っても、文化財を守ることは容易ではありません。
文化財は、長い歴史のなかで守り伝えられてきた、かけがえのない財産です。しかし、その多くは火に弱い木造建築であり、一度失われれば二度と元には戻らないのです。

観光としての姿だけではなく、守り続ける努力にも想いを寄せながら、未来へ文化をつないでいく方法をこれからも考えていきたいと思います。

    

(文:K.K

    

関連ブログ:文化を守り未来へつなぐ

自分ごとを、ひとりごと。編集室ブログ

自分ごとを、ひとりごと。編集室ブログ