8月10日は"あたりまえ"の道路に"ありがとう"を

 8月10日は

みなさんは、8月10日が「道の日」だということをご存じでしたか?
実は1920年のこの日、日本で初めて近代的な道路整備計画がスタートしました。私たちが日々何気なく歩いたり、車で通ったりしている道路は、多くの人の努力と技術によって支えられているのです。

ですが、日本の道路の多くは、建設から50年以上が経過していて、老朽化や損傷が深刻な問題になっています。最近では、道路の陥没などのニュースを耳にすることも増えてきました。そのため、より効果的な維持管理が求められているのです。

「予防保全」と「事後保全」

道路の維持管理には「予防保全」と「事後保全」という考え方があります。予防保全は、定期的な点検やメンテナンスを行って、致命的な損傷を未然に防ぐ方法です。事後保全は、損傷が深刻になってから修繕する方法で、突発的な対応が必要になることもあります。一般的には、予防保全の方が安全性も高く、修繕にかかる費用も抑えられると言われています。
予防保全の取り組みのひとつとして、道路の「ひび割れ」や「わだち掘れ」などの傷んだ場所を検出し、その位置や劣化具合を把握する取り組みも進んでいます。

"あたりまえ"に"ありがとう"

道路技術者の先輩に聞いた言葉を、今でも鮮明に覚えています。
「道路の設計や調査、補修をしても、利用者から直接"ありがとう"と言われることはない。でも、道路は日常の一部として『あたりまえに』使えることが、何より大切なんだ。」

通勤や通学、買い物などで『あたりまえに』使っている道路。
今日はちょっとだけ、"ありがとう"の気持ちを込めて歩いてみませんか?

   

(文:Y.N)

   

画像:レーザー計測技術で検出した、道路のひび割れ