ひまわりが教えてくれた、酷暑との付き合い方のヒント

ひまわりが教えてくれた、酷暑との付き合い方のヒント

真夏の日差しが降り注ぐなか、水遊び場ではしゃぐ子どもたち。
そのそばに、ひまわりの鉢植えが並んでいました。よく見るとそれはミストを噴射する装置。黄色い花の中心から、細やかな霧が涼しげに舞っています。その噴射口は、子どもたちを見守る、保護者に向けられていました。

炎天下のなかの見守りはつらかったので、このような心配りに感動しました。ただミストを噴射するだけでなく、見た目からも夏らしさを感じられて可愛いデザイン。気持ちも明るくなってきます。
しかし、それと同時に、夏の象徴だったひまわりが、涼を届ける装置になっている。その姿に、違和感を覚えました。暑さが "対策が必要な脅威"になってしまったことの象徴のように思えたのです。

ここ数年、日本の夏は"酷暑"と呼ばれるようになり、気温35度を超える猛暑日も珍しくありません。長時間の外出や屋外での活動は、熱中症など命に関わるリスクもあります。
普段の生活ですら注意が必要になり、出かける時は、暑さ対策を考えながら場所や時間帯を選ばないといけなくなってしまいました。私も毎週末、子どもとどこで遊ぼうか?と頭を悩ませています。
しかし、夏だからこそ楽しめることもたくさんあります。それを暑さのせいで諦めるのは、寂しい気がします。

水遊び場に咲いたひまわり型のミスト。こういった暑さへの小さな工夫に、地球温暖化との向き合い方のヒントがあるように感じました。
暑さと上手に付き合いながら、夏を安全に、そして楽しく過ごせる工夫が、もっと広がっていくといいなと思います。

   

(文:S.O)