知っていますか?足元にある"街を支える目印" ―"基準点"を辿るまち歩きに参加してみた

知っていますか?足元にある
※写真は展示された基準点のレプリカです

暖かな陽気のある日、
江戸城周辺を巡る「基準点インフラツーリズム2026春」に参加しました。
測量基準点を巡りながら都市の仕組みを知るまち歩きイベントです。
この日は千代田区をぐるりと一周。
歴史と都市機能が凝縮されたエリアを歩きました。

街の足元には、測量や地図を支える「基準点」が静かに存在しています。
みなさんは意識したことはあるでしょうか。
基準点とは、地図づくりやインフラ整備に重要な基準を示した点で、
道路や建物の位置や高さを正確にそろえるための目印です。
これにより、位置情報のずれを防ぎ、
街を正確につくり、維持することができます。

江戸城周辺には多様な基準点が点在しており、
生垣の陰に隠れているものや、池の中に沈んでいるもの、
記念碑として整備されたものなど、姿はさまざまです。
全国に約10万点あるなか、この日だけでも50点ほど巡り、
その身近さに驚かされました。
 

日本最古の三角点

イベントは、地図を頼りにポイントを巡る形式で進められ、
歩き、見つけ、確かめることで理解を深めることができました。
一方で、基準点は普段ほとんど意識されることがなく、
都市に溶け込んだ「見えないインフラ」だと実感しました。

実際に巡る中では「ここにもあった!」と発見する喜びがありました。
形状や役割の違いに気づくことで、奥深さも実感しました。
約20kmを歩いたため疲労もありましたが、
それ以上に達成感の大きい一日となりました。

何気ない街も「基準点」という視点から見ることで、
これまで気づかなかった街の役割や、足元で支えられている仕組みが見えてきます。

ナビやスマートフォンの位置情報、そして災害時の復旧も、
実はこうした基準があってこそ成り立っています。

もし基準点について興味をもっていただけたなら、
今回のイベントを主催したSURVEY&TOKYOのWebサイトを訪れてみてください。
イベント情報や基準点の豆知識などを知ることができます。
皆さんも街を歩くときには、足元の基準点を探してみてはいかがでしょうか。

   

(文:A.S)

   

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