虹の色は、光が見せてくれたもの
雨のあとの嬉しいサプライズ。
せっかく海が見えるホテルに泊まったのに、外はあいにくの雨。
少し残念に思っていたところ、いつの間にか雨雲が流れ、空には大きな虹が現れました。
虹を見ると、なんだか幸せな気持ちになります。
「No Rain, No Rainbow(雨が降らなければ虹は出ない)」という言葉があります。
雨は憂鬱な気分にさせることもありますが、その雨があるからこそ虹を見ることができます。
人生にも通じる言葉として、多くの人に親しまれている理由が分かる気がします。
虹は太陽の光が雨粒の中で屈折し、波長ごとに分かれることで見えている現象です。
私たちが見ている赤や黄色、青といった色は、光がつくり出したもの。
実は、この「光」は私たちの暮らしを支える技術にも活用されています。
例えば、レーザー計測です。
航空機やドローンから地表に向けてレーザー光を照射し、その光が跳ね返ってくるまでの時間を測ることで、地面までの距離や樹木の高さ、建物の形などを高精度に把握できます。
虹を生み出すのも光なら、地球の姿を測るのも光。
光は美しい景色を見せてくれるだけでなく、その性質を利用することで、森や街の様子を詳しく調べることもできるのです。
旅先で出会った一つの虹から、自然の不思議や地球のはかり方にまで思いを巡らせてみました。
技術が発展した現代でも、自然は変わらず私たちに驚きや感動を与えてくれます。
空を見上げれば、こんなにも美しい自然の現象に出会えることは、とても幸せなことではないでしょうか。
ついスマートフォンに目を向けがちな毎日ですが、ときには顔を上げて空を見てみる。
そんな小さな余裕が、日常に新しい発見や感動を運んできてくれる気がします。
(文:足立 那奈)
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