日本の田園は、未来に残せるか。佐世保市南風崎にて

日本の田園は、未来に残せるか。佐世保市南風崎にて


雨上がりのさわやかな日、
長崎県佐世保市南風崎町(はえのさき)で清々しい朝を迎えました。

この写真はその時の一枚。
まだ熟す前の稲が鮮やかな緑色の葉を広げ、
そこに朝露が静かにたたずむ様子が鮮やかに写し出されています。

海沿いをJR大村線が走るこの地域では、
潮の気配と田畑の風景が隣り合い、
日本らしい穏やかな農村景観が広がっています。

稲の葉に宿る小さな水滴は、
周囲の豊かな水環境と稲作が深く結びついていることを感じさせてくれます。

ですが、日本各地の田畑は今、
気候変動や水資源の偏在といった環境問題に直面しています。
佐世保の稲作地も例外ではなく、
近隣の海の環境、
また気温や降水パターンの変化が農業のあり方に影響を与え始めています。

私がこの日食べた一杯のごはんも、「当たり前ではないのかもしれない」。
ふと、そんなことに気づかされました。

朝露に濡れた若い稲の葉。
美しく広がる早夏の緑。
その裏側には、
自然と共生してきた地域の営みを「どう未来へつないでいくか」という課題が存在します。
しかし同時に、水と共に生き、土地に寄り添ってきた人の知恵がある限り、
この風景は守り、つないでいくことができるはずです。

南風崎の田園は、私たちがどんな未来を選び取るのかを問いかけながら、
その先に「希望」もまた存在していることを、静かに教えてくれています。

   

(文:H.H)

     

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